関市より、アウディＡ８フロントドア板金塗装

関市より、アウディA8のフロントドア、キズ・へこみ板金塗装です
運転席のドアを開けた時に硬い角の有るものにぶつけたそうです。
このドアは一般に使われている鉄板とは違いアルミで出来ている為に
板金修理するのにかなり難しく普通は交換になってしまいます。
当店にお越しの前に、他店でアルミドアですので交換ですと言われたそうです。

しかし交換するとなるとかなり高額な修理になってしまい
今回はお客様との相談で板金修理することにしました。

アルミ素材は熱伝導が非常に高くすぐに溶けてしまいます。
そのため温度管理が非常に難しく、熟練の技術を要し
ハンマーで叩きすぎても、伸びたり割れたりしてしまいます

アウディＡ８、ドア内張りの外し方
画像のパネルを外します
後ろ側を起こして、前へスライドします

4本ビスが付いてますのでそれを外します

内張りは手前に引けば外れます
外れにくい時は、隙間にクリップ外し等の道具を入れてこじれば外れます

クリップはこんな感じです
矢印の所にクリップ外しを差し込んで外します

ドアアウターハンドル（取っ手）の外し方
画像の位置のビスを緩めます

キーシリンダーを手前に引いて外します

アウターハンドル（取っ手）の部分は後ろ方向へスライドさせて外し裏の配線を外します

へこんだ部分の色を剥がしドリーとハンマー、専用道具をを使って板金します

板金が終わったらパテを付け、平らになる様に研いでいきます

パテ研ぎが終わったら、サフェサーを塗装します
サフェサーは上塗り塗装の密着性、防錆効果を高めるの為のものです

サフェサーを研ぎ、マスキングをして塗装の準備をします。
塗装が終わりポリッシャーを使って磨きを掛けます。
磨きが終わり最後に外した部品を取り付けます。

アウターハンドル（取っ手）の部分を取り付ける時、画像のねじ部分を手前に引き出して
アウターハンドル（取っ手）を付けたら押し込み、キーシリンダーをはめ込みます。
内張を取り付けて完成